第一話
鉄橋を叩いて渡る
『第1回人生やり直しツアー』に参加した若き男女たちは、納鳴村と呼ばれる新天地を目指していた。そこは“行方不明”となった人々が現世を離れ、ユートピアのような暮らしをしているという。高校生の光宗とその友人である颯人もまた、このバスツアーに参加していた。主催のダーハラに促されて次々と自己紹介をしていく参加者たちは、人生に絶望している者ばかり。新たな人生の始まりにどこか浮足立つ彼らを乗せて、バスは走っていく。
脚本:岡田麿里 絵コンテ:水島努 演出:水島努 作画監督:松本麻友子